ベアトリーチェ


-----序盤~chapter3終了まで
 
ジョリーロジャーにて(イベント)
酒場で常闇の輝きの話を聞いた後
クレイボーンにて
ジークフリード戦まで
ティティーツイスターにて
何らかの建物に入ると消える
ハンフリースピークにて
ジークフリード戦まで
ガンナーズヘブンにて
ジークフリード戦まで
ジョリーロジャーにてにて
外つ国の遺産クリア後からジークフリード戦まで
ブーツヒルにて
ジークフリード戦まで
ブーツヒルにて(イベント)
初めて訪れて話を聞いてから
ラクシスランドにて
建物に入るか裏手に回ると消える
はるか夢の址にて(イベント)
(声のみで姿を見ることはできない)
機神のゆりかごにて(イベント)
デウス エクス マキナにて(イベント)


-----chapter4
 
バスカーコロニーにて(イベント)
生け贄の祭壇にて(イベント)
魔界柱にて(イベント)
背塔魔界柱にて(イベント)
ミーミルズウェルにて(イベント)
ナイトメアキャッスルにて(イベント)
ナイトメアキャッスルにて2(イベント)
ナイトメアキャッスルにて3(イベント)
ディステニーアークにて(イベント)


-----機神のゆりかごにて

[マリク]
「…今度こそ…
 今度こそ、生命を完璧に…
 【想い出】までも再現してみせる…

「原初のファルガイアデータ…
 あのサンプルパターンを元にすれば、
 きっと――

[少女]
「それでも、
 あなたのお母さんの【想い出】は取り戻せないわ…

[マリク]
「――ッ、君は…、どこから…

[少女]
「お母さんの【想い出】を取り戻したいんでしょ?

[マリク]
「――何を…?

[少女]
「もうすぐ、お母さんの記憶が戻るわ。

「【想い出】さえ取り戻せば、
 あの頃のように、
 あなたを優しく抱きしめてくれるから。

[マリク]
「――君はいったい…ッ!?

[母のクローン体]
「――マリク?
 その声は、マリクなの…?
 ああ、わたしのマリク…、返事をして…


-----生け贄の祭壇にて

[ヴァージニア]
「――良かった…ッ!

[ウェルナー]
「…異常なエネルギー励起を確認したので、
 ここにやって来たのだが…

「どうやら、
 お前たちが解決したようだな。

「…よく、がんばったな…

[ヴァージニア]
「うん!
 …でも、
 わたしは何もしていないけどね。

---ベアトリーチェ出現

[シェーン]
「――夢の中の君…

[ウェルナー]
「――君は、あの少女を知っているのかッ!?

[ベアトリーチェ]
「神官の血筋…
 期待外れだわ。
 もっと<<面白くなる>>と思ったのに…

-<<面白くなる>>
[ギャロウズ]
「『面白くなる』だとッ!?
 人の心を弄んで、何が楽しいんだ…ッ!!

[ベアトリーチェ]
「わたしは彼の望みを叶えてあげただけ…
 そんな事を言われるのは心外ね。

[ウェルナー]
「――ベアトリーチェッ!!
 今度はいったい、
 どんな悪夢を望むのかッ!?

[ベアトリーチェ]
「わたしが欲しいのは、
 昔からただひとつ…
――わたしの暮らす【世界】…、それだけよ…

[ヴァージニア]
「…お父さん…

[ウェルナー]
「彼の手当てが先だ…
 それに彼には――
 聞きたい事もある…

[ギャロウズ]
「とりあえず、里に戻ろう。
 こいつに何かあったら、
 俺は――


-----(バスカーコロニーにて、直接登場しないけれど彼女に関しての会話)

会話1


-----魔界柱にて

[ギャロウズ]
「おいおい、これって――

[クライヴ]
「ここに至るまで、
 およそ、制御機関らしきものを
 確認することはできませんでした…

「おそらくこれは、遠隔地からの指令を受信し、
 ここで魔獣を量産するための
 自律運行を司る機関だと思われるのですが…

[ヴァージニア]
「じゃあ、ここさえ破壊すれば、
 魔獣製造機能は停止できるのね!

[クライヴ]
「待ってくださいッ!
 これが受信装置だとすると、その発信源は、
 おそらく、情報ライブラリィ【ヒアデス】…

「破壊する前に、【ヒアデス】から
 失われた智慧を引き出せるかもしれませんッ!

[ヴァージニア]
「でも、急いで止めないと、
 ファルガイアに
 新たな魔獣が解き放たれてしまうわッ!

「それだけは、
 絶対に阻止しないと…ッ!!

[クライヴ]
「――それは、そうなのですが…

---ベアトリーチェ出現

[ベアトリーチェ]
「――間一髪…
 これほど早く制御装置に攻め入られるとは、
 まったくの予想外だったわ。

「でも、あなたたちの躊躇(ためらい)のおかげで、
 バリアを展開することができたわ…
 これでもう、魔界柱は誰にも止められない…

「わたしの計画にとって、
 マイナス要因であった預言者…

「そして、ジークフリードを排除してくれて、
 本当にアリガトウ…
 おかげで、速やかに実行できそうよ…

[ヴァージニア]
「あなたは何を望み、何を企んでいるのッ!?

[ベアトリーチェ]
「わたしの望みは、
 100年の昔からずっと一緒…

「わたしは、
わたしの世界が欲しいの…

「退屈な情報ライブラリィの中じゃないわ…
 わたしの住まうことができる、
 もうひとつのファルガイアが欲しいのよ…


[????]
「聞かせてもらったぞッ!
 ――それこそが、
 我がマスターを陥れし理由であったか…ッ!!

[ベアトリーチェ]
「――おのれ、ゴーレム風情がッ!?
 だが、魔界柱をひとつ失った程度で、
 わたしの創生計画は、揺らぎはしない…

---ベアトリーチェ撤退

[ヴァージニア]
「――アースガルズ…

[アースガルズ]
「…さあ、次は我らの決着をつけようぞ…


-----背塔魔界柱にて

[ベアトリーチェ]
「…どこまでも楯突くつもりなのね…

[ヴァージニア]
「――ベアトリーチェッ!!

[ベアトリーチェ]
「10年…、いいえ、全てを溯ると100余年…
 今度こそ、創星の儀式を完遂し、
 わたしの星を手にしてみせるわ…

「――そうだ、<<余興>>を思いついたわ…

-<<余興>>
[ヴァージニア]
「余興…ですってッ!?

[ベアトリーチェ]
「お前たちはそこで、
 魔界柱が産み落とした魔獣に捧げられる、
 最初の供物になるのよ…

「食いつき、引き裂かれるその瞬間まで、
 恐怖に慄いていらっしゃい…

「恐怖こそ、心のタガを外し、
 【想い出】を引きずり出すには絶好の感情だわ…

<<余興>>をaskしなかった場合の会話

「今から魔界柱を起動させるの…

「さあ、踊りなさい…
 絶望と恐怖で、
 わたしを楽しませてくれることね…


-----背塔魔界柱にて(フロア021)
[ベアトリーチェ]
「伏兵を忍ばせて、危地を脱したの…?
 抜け目ないのね、ニンゲン…

[クライヴ]
「人間は、決して強い存在ではありません。
 だからこそ、
 弱さを強さに変える術を知っているのです。

「僕たちは、これ以上後退(さが-)れないまでに、
 追い詰められているのですから…
 強く、踏み留まる以外に道はありません。

[ベアトリーチェ]
「追い詰められているのは、こちらも一緒よ。

「わたしの世界…
 もうひとつのファルガイアを創造するには、
 いくらも機会が望めないのだから…

[ヴァージニア]
「もうひとつの…
 …ファルガイアを…、創造…?

[ベアトリーチェ]
「前回は10年前…
 ユグドラシルシステムを用いた時よ。

「技術者のひとりに【夢】を視せて、
 精神操作を行ったのだけど…
 今一歩のところで<<失敗>>だったわ。

-<<失敗>>
「元々、ファルガイアを創造するためではなく、
 再生するために造られたシステムだけに、
 無理があったみたいね…

「過負荷に耐え切れずに、
 暴走しちゃったのよ。

「おまけに、システムのデータバンク内の情報は、
 星の創造に必要な量に、ほど遠かった。

「足りない分の情報を
 ユグドラシルシステムは
 どこから補おうとしたと思う?

「――ヒトのココロよ…

「誰もが持つ【想い出】を、星の構成データとみた
 暴走ユグドラシルは、
 片っ端から喰らいつき、飲み込んでいったわ…

「誰にも、ファルガイア崩壊の記憶が無いのはね、
 その瞬間の【想い出】を
 ユグドラシルに喰われた所為なのよ。

[ヴァージニア]
「――そんな事が、10年前に…

「でも、それが真実なら――…

「どうしてわたしのお父さんは、
 システム暴走の只中にあって、
 その時のことを憶えているのよッ!!?

[ベアトリーチェ]
「お前が、父と呼ぶモノは、
 これの事か?

[ヴァージニア]
「――お父さんッ!?

[ベアトリーチェ]
「電気信号が形を成した程度の疑似構成体の分際で、
 【ヒアデス】の封印を目論むとは、
 思い上がりも甚だしいことね。

[ヴァージニア]
「――お父さんッ!
 どうしたの?お父さんッ!!

[ベアトリーチェ]
「今度こそ、
 わたしのファルガイアを創造してみせるわ。

「10年前の、ユグドラシルでの失敗は、
 新たな可能性と、創星方法を
 わたしに教えてくれたのだから…

「手に入れた、
 ユグドラシルシステムのジェネレイターには、
 星を創るための調整を施した。

「不足している構成情報は、
 ニンゲンの記憶、<<想い出>>を用いるの。

-<<想い出>>
「【想い出】はココロからばかりではないわ…

「遺伝子レベルに刻み込まれた、
 原初のファルガイアの【想い出】まで、
 引きずり出してあげるわ…

「けれど…

-<<想い出>>をaskしない場合
「だから…
 そのための布石を用意していたのよ。

「…【想い出】を引きずり出すには、
 心のタガを外して、
 無防備な状態にする必要があるの…

「その為に魔界柱にて、魔獣を製造し、
 人心を恐怖に塗りつぶすよう、
 準備していたのだけれど…

「…もう、いいわ…
 わたしが直接、手を下すわ…

「ニンゲンには、
 【夢のお城】の舞踏会で、
 憐れな最期のダンスを披露してもらうからね…

---ベアトリーチェ撤退

[ヴァージニア]
「…10年前のように、
 みんなの記憶が…
 【想い出】が奪われようとしている…

「――そして…、お父さんが…


-----ミーミルズウェルにて


[ヴァージニア]
「――お父さんッ!?

「――そ、そんな…ッ!?

---ベアトリーチェ出現

[ベアトリーチェ]
「びっくりしちゃった?
 くすくす…
 びっくりしちゃったみたいね。

[ヴァージニア]
「…夢魔…、ベアトリーチェ…
 これも、あなたの仕業なのッ!?

[ベアトリーチェ]
「わたしの仕業?
 とんでもないわ…

「あなたは、ずっと、
 そのマガイモノを
 【お父さん】と呼んできたじゃないの。

「あなたには、
 ミーミルズウェルを
 破壊する事なんてできないわ。

「【ヒアデス】を封印することなんて、
 できやしないんだから…

[ヴァージニア]
「――どうしてッ、あなたまでそんな事を…ッ!?

[ベアトリーチェ]
「さあ、どうしてかしら?
 どうしても知りたければ、
 そこのマガイモノにでも訊ねてご覧なさい。

「あなたが、ここを破壊できたのなら、
 わたしは【夢のお城】で待っているわ。

「最期の舞踏会まで時間が無いわ。
 遅れないでね…

「あなたたちを、
 最高の賓客として招待するわ。

---ベアトリーチェ撤退

[ヴァージニア]
「…お父さん、
 ベアトリーチェが言った言葉の意味…
 あれはどういう事なの?

「わたしには、ミーミルズウェルを破壊する事も、
 【ヒアデス】を破壊する事もできないって、
 どういう事なのッ!?

「――お父さんッ!!

[ウェルナー]
「…私は、お前の父親ではない…

「お前の父親であるウェルナーは、
 10年前のあの日…
 ユグドラシルの事故で生命を落しているのだ。

[ヴァージニア]
「――なッ…、何を言っているの…?
 …お父さん…

[ウェルナー]
「もう一度言う。
 私はお前の父親ではない。
 お前の父親は、10年前に死んでいる。

[ヴァージニア]
「…わからないよ…、そんなの…
 いったいどういう事なのか、
 さっぱりわからないよ…

「…もしも、お父さんが死んでいるというのなら、
 あなたは誰――ッ?

「ここまで、わたしを支えていてくれたあなたは、
 わたしのお父さんではなくて、
 いったい誰なのッ!?

[ウェルナー]
「真実から目を逸らさずに、
 すべてを受け止める覚悟があるなら…
 ――ついて来なさい…


-----(ミーミルズウェルにて、直接登場しないけれど彼女に関しての会話)

会話2


-----ナイトメアキャッスルにて(初めて到着したとき)

[ベアトリーチェ]
「招待客が到着したみたいね。
 さあ、舞踏会が始まるわ。

[災厄獣]
「我ら、七つにしてひとつの砦…
 我ら、災厄の砦を越える事、
 矮小なる身には適うまい…

[ベアトリーチェ]
「頼もしいわ、わたしの災厄獣(ディザスター)たち。

「…計画の遂行には、生け贄が必要…
 生け贄から得られる生命(エネルギー)をもって、
 わたしの【星】(ファルガイア)は創られるのよ…ッ!!

「さあ、わたしの計画のためにお行きなさい…
 でも、彼らは守護獣をまとっている。
 あまり軽く見ない事ね。

[災厄獣]
「守護獣!
 我ら、災厄獣が対存在ッ!!

「ならばこそ、この手で必滅し、
 我らが力を示してご覧にいれようぞッ!

[ベアトリーチェ]
「…そうでなくてはね…
 この舞踏会…、誰も皆…
 定められた舞を踊ってもらわないと…

「あの、うるさい小娘共にも、
 災厄獣にも、
 そして――

「――あの男にも、ね…

---「お行きなさい」のルビが「ゆき-きなさい」となっている


-----ナイトメアキャッスルにて(初めて到着したとき、扉の前で)

[ベアトリーチェ]
「――ようこそ…、ここは電界25次元…
 全てが電気信号で構成された海。
 あなたたちの言葉で言う【夢の中の世界】よ。

「…どうやら無事に、
 わたしが授けた【夢魔の鍵】に導かれたようね…

[ヴァージニア]
「ベアトリーチェッ!

[ベアトリーチェ]
「夢魔であるわたしは、
 あなたたちのいる物質世界では、
 どれ程の能力(ちから)も発揮できないの…

「…でも、ここでなら…
 夢の中の世界なら、
 わたしもあなたたちと踊る事ができるわ。

「あなたたちも、
 そのつもりで来たのよね?

「――だって、あなたたちは、
 わたしを討つ能力を持っているんですもの…

[ヴァージニア]
「いつまでも、見えないところから…
 手の届かないところから、
 誰かの運命を弄べるなんて思わないでッ!

「――もう、そんな事はさせやしない…

「そうさせない為に、
 わたしたちは、わたしたちの意思で、
 ここにやって来たのよッ!!

[ベアトリーチェ]
「くすくすくす…

「歓迎するわ。
 一緒に舞踏会を楽しみましょう。
 ――ようこそ、わたしのお城(ナイトメアキャッスル)へ!


-----ナイトメアキャッスルにて

[ベアトリーチェ]
「災厄獣にてこずっていたのかしら?
 ずいぶんと待たされたわ。

「おかげでこちらは、
 いろいろと準備を整えられた。

「今度こそ、
 ファルガイアに生きる生命の【想い出】から、
 わたしだけのファルガイアを創造してみせるわ。

[ヴァージニア]
「もうひとつのファルガイアの創造――ッ!
 ユグドラシルシステムを利用した、
 あの時のようにッ!!?

「そんな事――…

「ユグドラシルのジェネレイターも壊れ、
 それを稼働させるための
 エネルギーだって――…

[ベアトリーチェ]
「――あるわ。

「極大出力を誇るユグドラシルのジェネレイターを
 システムから抉り取ったのは、
 このわたしだもの…

「エネルギーだって…
 ナイトメアキャッスルを自爆させて、
 その時のエネルギーをあてさせてもらうわ。

「わたしにとって、
 あなたたちが残ろうが、
 災厄獣が残ろうが関係無かったの。

「強き生命を供物に捧げて得られるエネルギーを
 【ガイアのうねり】の代わりに
 創星にあてられれば、それでよかったのよ。

「みんな、みんな…
 わたしのために、
 よく働いてくれたわ…

「ユグドラシルシステムの建造に着手し、
 最初の創星計画を進めてくれた事…

「そして、この星の大事なデータバンクである、
 ニンゲンを駆逐せんとする、無粋な預言者、
 さらにジークフリードを屠ってくれた事…

「そうそう…

「わたしの指示に従って、
 創星に必要な、多種に渡る遺産を発掘してくれた
 ラミアムも忘れてはならないな…

[ヴァージニア]
「――ラミアムさんッ!?
 …そんな…

[ベアトリーチェ]
「ニンゲンなど、
 何かにすがろうとする心を持つ限り、
 内面から責め立てれば、簡単に陥落するモノ…

「滅びゆくファルガイアを憂いていた
 ラミアムにとって、
 このわたしは、聖女と映ったようね。

[ヴァージニア]
「人間が…、誰かにすがろうとするのは、
 決して、弱いからじゃない!

「他の誰かと手を取り合う事で、
 ずっと、きっと、もっと――
 大きなこ事を成し遂げられると知っているからッ!

「誰かを支え、支えてもらう絆…
 【信頼】につけ込むあなたを
 わたしは絶対に許さないッ!!

[ベアトリーチェ]
「傲慢ね…
 あなたに許される必要なんてないわッ!

「夢より、さらに昏い眠りに
 わたしの手で堕としてあげるから――…ッ!!!


---戦闘開始

[ベアトリーチェ]
「【夢の中の世界】では、
 このわたしに触れ、傷つける事もできる…

「それは裏返せば、
 実体を伴わないわたしが、
 直接、あなたたちを引き裂けるという事なのよッ!

---ベアトリーチェ撃破
[ベアトリーチェ]
「…聞こえるかしら?
 わたしの裡からの【ファルガイア】の鼓動が…

「わたしの体内には、
 星の種子が眠っているの…

「………

「…そう…
 まもなくわたしは、
 ファルガイアのマザーになるのよ…ッ!!


---戦闘終了

[ベアトリーチェ]
「ユグドラシルシステムのジェネレイターは、
 ディスティニーアークにて
 既に起動段階に入っているわ。

「あとは、あなたたち諸共、
 ナイトメアキャッスルを爆発させて、
 創星のエネルギーを手に入れるだけ…

「新世界はね、
 ディステニーアークより産声を上げるのよ。

「くすくすくす…

「…お喋りが過ぎたわね、ここでお終いよ。
 あなたたちも、ラミアムも、
 そろそろ楽にしてあげないと。

「完全崩壊まで、あと10秒程度かしら?
 それじゃあ、脱出まで間に合わないわよね?
 くすくすくす――…

  この光は、新世界誕生の輝き――


-----ディステニーアークにて


[ラミアム]
「――ぅぐぅッ…ッ…

[ヴァージニア]
「――ラミアムさんッ、
 わたしたちをかばって…ッ!?

[ラミアム]
「…わ、私にも…
 ようやく、…真実が、見えてきたのだ…

「誑かされて、…いたとはいえ、
 …夢魔などに…、組みしていたとは…

「わたしの、…してきた事は…
 …それ以上に、理想を、…穢された事が…

「…それでも、…未来への…
 …希望を、…断つ事は…

[ヴァージニア]
「ラミアムさんッ!
 ラミアムさんッ、しっかりッ!!

[ベアトリーチェ]
「ラミアム…、どこまでも蒙昧なオトコ。

「あなたたちをかばわなければ、
 もう少しだけ生を長らえて、
 夢の続きを見れたのにね…

「電界25次元は、
 ニンゲンの見る夢の世界…

「言い換えれば、
 もっとも深い、ココロの奥底…
 無限の闇が支配する、暗黒の領域。

「その世界は、
 わたしの支配するところ…
 理を操作するなど、造作も無いわ…

[ヴァージニア]
「――あなたッ、何もわかっていないッ!!

「人間の心の奥底には、
 無限に広がる闇があるのかもしれないッ!
でも――

「そこには、
 たとえ小さくとも、
 無尽の希望が輝いているッ!!

[ベアトリーチェ]
「馬鹿なッ!?
 どうやって、闇の檻をッ!!?

[ヴァージニア]
「誰よりも、この星の――
 人の未来を憂いていたラミアムさんが、
 希望の光で、道を拓いてくれた!

「か細くて、やがて消えていった小さな光…
 でも、確実に未来を照らしてくれたその想いに、
 わたしは応えてみせるッ!!

[ベアトリーチェ]
「あの男の仇と狙うの?
 それとも、ファルガイアに生きる生命のために、
 憎しみの炎を燃やすのかな?

「くすくすくす…
 あなたのココロにひろがる闇で、
 わたしを呑み込んで、滅ぼすの?

[ヴァージニア]
「わたしは、あなたを…
 ――あなたを、誰の【想い出】にも残さないッ!!


-----ベアトリーチェ2戦目撃破後

[ベアトリーチェ]
「くすくすくす…

「ファルガイアに生きる生命の為…
 生命の持つ【想い出】の為に戦うのね…

「――なら、いいわ…

「ファルガイアに生きる生命より産み出されし、
 【もうひとつのファルガイア】が、
 あなたたちを、食らい尽くしてあげるわ!

「わたしは――
 【ファルガイア】のマザーになるのよッ!


-----ネガ・ファルガイア9戦目撃破後

[ベアトリーチェ]
「悪夢を望むのならば、悪夢を与えよう…
 醒めない悪夢…、終わらない悪夢…
 果ての無い、悪夢の中に朽ちるがいいわッ!!

-ネガ・ファルガイア最終形態撃破後
[ベアトリーチェ]
「くすくすくす…

「わたしと、わたしの【ファルガイア】は…
 ここで潰えてしまうわ…

 「…でも、あなたたちの【ファルガイア】も、
終りを告げるのよ…

「わたしの【ファルガイア】と、
 あなたたちの【ファルガイア】…

「全ては【プラス】と【マイナス】、
 …【ポジ】と【ネガ】…
 互いを打ち消しあう対存在で構成されているの。

「わたしと、あなたたちの、
 【ファルガイア】だって同じ事…

「結界【夢の中の世界】にあるゆえに、
 存在していたふたつのファルガイア…

「わたしが滅べば、結界も滅ぶ…
 そして、接触を果たす、ふたつの相反世界は、
 お互いがお互いを駆逐し、消滅させていくの…

「何もかもが、終りを迎えるの…
 わたしも…、あなたたちも…
 全て…、虚無に包まれるの…

「くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす

--そしてEDへ


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