-----[シャルテ]
---基本
「お変わりないようで何よりだわ。
うちのヴァージニアも、
元気でやっているかしら?
-宿泊
「自分の家と思って、
くつろいでいってちょうだい。
---基本(ヴァージニアで話しかけた時
「元気な顔を見られて嬉しいわ。
今日はゆっくり、
その翼を休めていってね。
-宿泊
「じゃ、ゆっくり休んでいってね。
お布団フカフカにしておいたからね。
---始めて訪れてから~
「疲れた時に休みを取るのは、
悪い事でも、
恥ずかしい事でもないのよ。
「途中、何度休んでも、
最後の目的地を見失わなければ、
それでいいのだから。
---初めて訪れてから(ヴァージニアで話しかけた時)~
「あなたのやりたい事を、
最後までやり遂げるよう頑張りなさい。
「わたしたちは、
疲れたあなたがいつでも帰って来れるよう、
ここで待っていてあげるからね。
---chapter3から~
「急ぎすぎて、
道に迷ったり、違えたりするくらいなら、
ゆっくり進んだ方がいいわ。
「焦らなくても、
あなたが一生懸命ならば、
確実に先に進んでいるのだから。
---chapter3から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「同じ景色を、のんびりと楽しむ人もいれば、
次々と移ろう景色を楽しむ人もいるわ…
「きっとあなたは後者よ。
目の前を過ぎ去っていく景色が、
あなたの瞳には一番美しく映っているのね…
---chapter4から~
「あなたの生きる道に、
ゴールを定めたとしても、
選択肢だけはたくさん用意しておいて。
「道が多ければ、
やりなおしも利くし、
回り道もできる。
「何より大切なのは、
ゴールに辿り着ける可能性が、
それだけ高くなるという事よ。
---chapter4から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「一度、没頭してしまうと、
どこまでも突き進んでしまう性格――
「あなたのその性格は、
科学者だったお義兄さん譲りだわ…
やっぱり、父娘はどこか似るものなのね。
---ミーミルズウェルクリア後~
「苦難を越えて、辿り着けた結果を
素晴らしいと受け容れられるかどうかは、
それまでの、その人の過程――
「つまり、<<想い出>>次第なのよ。
-<<想い出>>
「だからね、
大切な思い出は、
楽しい記憶だけじゃないのよ。
「つらい事も、悲しい事も、全部…
「過去の想い出は、
人の現在(いま)を創り、
未来への道を拓く事を忘れないで。
---ミーミルズウェルクリア後~(ヴァージニアで話しかけた時)~
「人が優しくなるためには、
痛みに耐えられるだけの
強さが必要だと思うの。
「…最初は心配で仕方なかったけれど、
今ではあなたの旅立ちを
良かったと、心から思えるわ…
「あなたは強くなったし、
誰よりも優しくなったわ。
きっと、荒野の旅があなたを育ててくれたのね。
---ナイトメアキャッスルクリア後
「大切な人に忘れられる喪失感…
大切な人を忘れてしまう虚無感…
「想い出を無くす事が、
これほど残酷で、
これほど痛みを伴うなんて…
---ナイトメアキャッスルクリア後(ヴァージニアで話しかけた時
「わたしが歩いてきた道程…
わたしの大切な人たちの想い出…
それらがすべて、失われた今は…
「ただ、荒野にひとりで立っているような、
心細い感覚だけが残っているわ…
-----[テスラ]
---始めて訪れてから~
「理想や夢を、遠い彼方に求めた時、
人は、そこに到達するため、
心の翼を羽ばたかせる…
「【渡り鳥】と呼ばれるに相応しいのは、
愛すべき愚か者なのかもしれないな。
---初めて訪れてから(ヴァージニアで話しかけた時)~
「お前が無事で安心した。
何より、元気で嬉しく思う。
「お前が、背中の翼を広げるには、
この村では狭すぎたのだろう。
…嬉しくもあり、やはり、寂しいものだな。
---chapter3から~
「渡り鳥の翼は、
高く、速く、飛ぶためだけのものではない。
真に必要なのは、<<もう一対の翼>>なのだ。
-<<もう一対の翼>>
「それは羽ばたきつづける意志の力…
遙か彼方を目指そうとも、
迷わず、挫けない意志の強さ…
「心の翼である。
---chapter3から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「欲望とは、明日を目指す標である。
だが、欲望に飲まれてしまえば、
明日はおろか、今日をも失う羽目になる。
「お前が以前に向かった、南のゴブズアジト…
彼の場所も、旧くは豪商の館であったのだ。
「あの惨状は、
己の抱いた欲望の炎で、
自分自身を焼いてしまった者の末路なのだ。
---chapter4から~
「どこまでも羽ばたける翼を手に入れても、
はじめて飛び立った場所を
忘れてはいけない…
「誰も、出発点は、【自分自身】…
迷った時、疲れた時にたちかえる、
今日の自分の始まりを忘れてはいけないのだ。
---chapter4から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「兄貴が、何を想い、
何をしようとしているのか、
それがわかるのは、お前だけだ…
「荒野を翔けてゆく渡り鳥の声は、
同じ速度で翔けてゆく渡り鳥にしか聞こえない。
「…今、兄貴を感じ、
兄貴を理解(わか-)ってやれるのは、
同じ速度で翔ける、娘のお前だけなんだ…
---ミーミルズウェルクリア後~
「人の幸せは、
幸福の中に生きる事ではない。
「絶望の荒野、悲しみの海の中で、
たとえ小さくとも、
幸福を見つける事なのだ。
---ミーミルズウェルクリア後~(ヴァージニアで話しかけた時)~
「兄貴は…、お前の成長を認めたからこそ、
敢えて、お前につらい役目を任せたのだ。
「お前の胸に、兄貴の業を受け止める強さと、
兄貴を貫ける優しさがあったから、
全てを託せたのだと、私は思う。
「…お前は、兄貴にとって、
最愛にして――
最高に誇らしい娘に違いない。
---ナイトメアキャッスルクリア後
「忘れたいと願うような想い出も、
本当に失った時は、
心がちぎれるように痛むもの…
「どんな想い出であろうとも、
現在の自分をカタチ造るモノ…
傷みと痛みを伴わぬ事など無いのだ。
---ナイトメアキャッスルクリア後(ヴァージニアで話しかけた時
「想い出が欠ける事…
まるで世界の荒野化のごとく、
生命が緩慢な死へと誘われていく事…
「心痩せさせる事は、
すなわち、生きて未来を拓く力を失う事…
「君よ――
君は、生きて、輝いて、
生きる命の灯火にならん…
-----[パットナム]
---初めて訪れてから~
「俺は30年、畑に向かい合ってきたが、
ここ10年の収穫量の低下には、
頭を悩まされているよ…
「土の状態が悪くなっている!?
10年前に、
土が変質するような事でもあったのだろうか?
---初めて訪れてから(ヴァージニアで話しかけた時)~
「いきなり飛び出したと思ったら、
便りも寄越さずに、
いきなり帰ってきやがって…
「いつからそんな薄情になったんだッ!
それとも…
渡り鳥ってのは、みんなそうなのかッ!?
---chapter3から~
「10年、畑の機嫌が悪いのなら、
これから20年、畑を世話してあげて、
その機嫌をなおしてみせるさ。
「愛情もって接していれば、
モノ言わぬ土だって、きっと応えてくれる。
そう信じているのさ。
---chapter3から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「巨人像のある岬から南東に臨むと、
いくつもの岩山(メサ)が切り立つ土地が見える。
「その地に渡って、南下していくと、
ガンナーズヘヴンと呼ばれる闘技場があり、
命懸けの戦いが、見世物になっているそうだ。
「畑を耕す事しか知らない俺には、
そんな非常識で不愉快な場所があるなんて
ちょっと信じたくないな。
---chapter4から~
「畑も、人の心も、荒んでしまったら、
何も生み出しはしない。
そして、荒んだ畑も心も修復するのは難しい。
「それでも…、時間と手間をかけてでも、
畑と人の心は、
いつか修復しなければならないものなのだ。
---chapter4から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「畑ってのは、
作物を刈り入れたら終わり…
…というわけではないんだ。
「収穫ってのは、
次の収穫への最初の準備だ。
その辺は、人生とよく似ているかもしれないな。
---ミーミルズウェルクリア後~
「人間ってのは、
実るまでに相当な年月を必要とする、
作物みたいなものだ…
「結果が出るまでに時間がかかるし、
その過程での手間も大きい。
「だけど、実りの日を焦るのは禁物。
大切なのは、信じて待つ事なのだ。
---ミーミルズウェルクリア後~(ヴァージニアで話しかけた時)~
「自分のできる事に、
できる限りの努力をしてみるんだ。
「そうすれば、
自分の行いに自信がつく、
誇りだって持てるさ。
「こんな俺でも、
畑いじりに関しては、
少々、うるさいと自負しているぞ。
---ナイトメアキャッスルクリア後
「この荒んだ世界で、
俺は何を無くしてしまったのだろう?
「何かを無くしたのはわかる。
でも、何を無くしたのかわからないんだ。
それが、言いようの無い不安を掻き立てる。
-----[ギュンター]
---初めて訪れてから~
「<<岬>>の近くに、
<<巨人の石像>>があるのを知っているかな?
-<<岬>>
「村を出て、
<<サウスファーム駅>>を、右手に見ながら、
登っていく場所だわさ。
「天気の良い日は、
お弁当と本を持って、
時々、出かけるんだわさ。
-<<サウスファーム駅>>
「ここからずっと、東に行って、
線路が見えてきたところにある駅だわさ。
「サウスファーム駅を使えば、
ミドルアースやウエストウッドにも、
ひとっとびで行けるんだわさ。
-<<巨人の石像>>
「あれは、
悪竜ニーズヘッグの討伐に向かう、
剣携えし巨人なんだな。
「同じ様な巨人の像が、
何とかっていう治安の悪い村の側にもあるって、
以前に、聞いた事があるんだわさ。
---初めて訪れてから(ヴァージニアで話しかけた時)~
「村に帰ってきたのかい?
みんな、心配してたんだわさ。
「みんなが心配するくらい、
君は、大切に、想われているんだな。
その事は、決して忘れちゃいけないんだわさ。
---chapter3から~
「たとえ、この瞬間は、ひとつしか選べなくても、
進むべき道は、無数にあるんだわさ。
「大事なのは、どの道を選ぶかなんだわさ。
どの道を選んでも、やがて全ての道は、
自分の行く道に繋がってくるんだからな。
---chapter3から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「村の南の浜辺から、そのまま砂海を南下すると、
やがて、2つの浜辺が見えるだわさ。
「東の浜辺に上陸すると、
何かが落っこちて造られた謎のクレーターが…
西の浜辺に上陸すると、内海が臨めるだわさ。
「それは、本に書いてあった事だけど、
そこに行けばきっと、
本に書いてない何かに出逢えるはずだわさ。
---chapter4から~
「晴れた日には畑を耕して、
雨の日は本を読む・・・
「そんなふうに暮らせたら、
本が大好きな、僕は、
それだけで満足だわさ。
---chapter4から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「本の中に、大切な事が書かれているとしても、
それは言葉で、記されているんじゃなく、
文字と文字の間に、書かれている事もあるんだな。
「目に、見える事柄だけが、全てじゃないんだわさ。
むしろ、隠されたところにこそ、
真実は、あるんじゃないかな?
---ミーミルズウェルクリア後~
「悲しい気持ちは、
人を押しつぶしてしまうんだわさ。
でも――…
「たとえ、押しつぶされても、
心に強いバネがあるなら、
また立ち上がれるんだな。
「むしろ、飛んでいく事だって、
できるかもしれないんだわさ。
---ミーミルズウェルクリア後~(ヴァージニアで話しかけた時)~
「目を背けたくても、事実…
受け容れられなくても、真実…
「…世の中、そんな事ばかりだから、
誰も、強くならなきゃいけないんだと、
僕は思うんだわさ。
---ナイトメアキャッスルクリア後
「気を緩めると、
何だか涙が溢れてきそうなんだわさ…
「何を盗られたかわからないけど、
何かが心に穴をあけて、
理由もなく悲しくなってくるんだわさ。
-----[ニール]
---初めて訪れてから~
「ま、いろいろ考えたところで、
世の中どうにかなるってモンじゃないっしょ?
「なのにまあ…
どちらさんも毎日毎日、ご苦労様です。
もっとお気楽に生きてけないのかね?
---初めて訪れてから(ヴァージニアで話しかけた時)~
「うまい口実つくって、
村を飛び出しやがって…
「やっぱ、外の世界は違うっしょ?
刺激的っていうか、何というか…
俺も一緒に出て行けば良かったな…
---chapter3から~
「この世界がダラダラと滅んでいくって、
ずっと子供の時分に聞いたことあっけど…
「本当に滅んじまうのは、
この先、何十年も何百年も後の事だろ?
だったら俺が心配する必要も無いっしょ!?
---chapter3から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「俺に翼があるならば、
こんな退屈な村、
今すぐにでも飛び出してやるぜ。
「それよか、知ってるか?
鋼鉄の翼を持つ機械…、【ドラゴン】ってのは、
大空を自由に駆け巡る事ができるらしいぜ?
「そんなカッチョイイ機械の存在が、
ラクシスランドって村では
今なお語られているそうじゃないか。
「同じ翼を持つにしても、
渡り鳥よか、ドラゴンっしょ。
俺にはピッタリだと思うぜ。
---chapter4から~
「大きな夢とか、目標とか、
ヘタに持たない方が賢いんだよ。
「叶いもしないのに努力しても無駄な事。
何より、夢破れた時に、
あんまりデカイとカッコがつかないっしょ!?
---chapter4から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「お前みたいな跳ねっ返りでも、
いなきゃいないで、退屈なもんだ。
「旅を続けるのも、
いろいろとメンドイっしょ?
…だったら、村に帰って来てもいいんだぜ?
---ミーミルズウェルクリア後~
「根性なんて、持っているだけ<<損>>だよ。
ヘタに堪えても、
苦しいのが長く続くだけなんだからさ。
「誰かが頑張れば、
そのおこぼれに
あずかれるかもしれないし。
-<<損>>
「だってそうっしょ?
苦労や努力なんてめんどくさいっしょ?
「根性なんかを美徳にするのは、
自分以外の誰かに、
根性入れて、ガンバってほしいからっしょ?
---ミーミルズウェルクリア後~(ヴァージニアで話しかけた時)~
「何があったのか知らないけどよ…
お前さ…
時々俺の知らない顔をするよな…
「…自分の育った村で…
幼なじみの前でそういう顔されたら、
何か、気になるっしょ。
---ナイトメアキャッスルクリア後
「俺は、昨日までの自分を背負ってないから、
何を失っても、気楽なもんさ。
「大切なモノを失っても、
もとより、それを嘆くつもりも無いからな。
-----[リベラ]
---基本
「…ああ、お客さんか。
いらっしゃい。
ARMの事か?
改造
売却
会話
-改造
「どのARMを改造するのだ?
「改造箇所を教えてほしい。
「元に戻したいのはどこなのだ?
「今までに費やしたギャラは戻らないぞ。
「サラに戻ったぞ。
「***ギャラの見積もりになるな。
「よし、改造終了だ。
-売却
「何を売却しますか?
「いくつ売却しますか?
「そうか。
他に用事はあるのか?
---初めて訪れてから~
「何年か前…
村の近くで行き倒れていた奴を助けたんだが…
その前の晩、<<不思議な夢>>を見たんだ。
-<<不思議な夢>>
「ぼんやり霧がかかった中、
見た事のない長い髪の男が倒れている様…
普段と違い、総天然色(フルカラー)の夢だった。
「翌日、なんとなく気になって
<<夢で見た場所>>に足を運んだら…
実際に、そいつが倒れていたという訳だ。
-<<夢で見た場所>>
「…私も相当驚いたのだろうな。
その時の情景は、
今でもはっきり思い出す事が出来る。
「『何故?』と聞かれても困るな…
そういう夢を見てしまった――
…としか言えないからな。
---初めて訪れてから(ヴァージニアで話しかけた時)~
「…あの日、亜人(デミヒューマン)によって村が危険に晒された時、
私はたまたま所用で、
この村を留守にしていたのだ…
「決して、亜人の侵略行為に屈して、
工房の隅でガタガタ震えていたわけではない。
「自意識過剰と思われるかもしれないが…
君や、村人たちに、
後ろ指差されているのではないかと気になってね…
---chapter3から~
「毎日機械をいじっていると、
すべては数字や公式に置き換えられるのではと、
錯覚を覚える事もある…
「あまりにも甚だしい思い上がりである。
人の心や想い、いやそもそも…
我らはARMの全てすら理解していないのだ。
---chapter3から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「…私は、他人からどう見られているのか、
非常に気になってしまう性分なのだ…
「いや、正しくは、
他人の目に晒される事が
怖くて仕方がないのだろう。
「だから、こうして、
黙々とひとりで作業のできる、
アームマイスターという道を選んだのだ。
---chapter4から~
「人がなぜ、己の一部の延長として、
ARMを使いこなすのか、
我らマイスターの<<長年の命題>>である。
「独りで工房にいると、
様々な仮説が浮かんでくるが…
「どれも、今一歩のところで、
納得がゆかぬものであったり、
精神的に不愉快な結論であったりするのだ。
-<<長年の命題>>
「私もマイスターの端くれ、
それを解き明かしたいと望んでいる。
「だが、人はそれまで知らない事を知った時、
今まで見えなかったモノが
見えてくるのではなかろうか…?
「だがそれが――
目を背けたくなるような、
受け容れ難い真実だったなら…
---chapter4から(ヴァージニアで話しかけた時)~
「他人に干渉されずに、
ARMの研究に没頭できたなら…
「私は、この謎に満ちた機械、
ARMの秘密を解き明かしてみせよう…
「仮に、ARMの秘密を解き明かせたなら…
その時は、誰かに知ってもらいたいと思う。
誰かに私を認められたいとも思う…
---ミーミルズウェルクリア後~
「乗り越える壁の高さが、
今の自分よりも高い場合、
相当な苦労を味わう事となる。
「だがそれでも、目の前の壁を乗り越えた時、
それまでよりも、
人は高みに届くのではないだろうか?
---ミーミルズウェルクリア後~(ヴァージニアで話しかけた時)~
「孤独を守りたくて、研究に没頭する事を望みつつ、
研究の成果は、誰かに認められたいという欲求が、
私の中で、音を立てて渦巻いている…
「私が真に望んでいるものは、果たして…
静寂の孤独か?
それとも…
---ナイトメアキャッスルクリア後
「…わたしは、いったい…
いいオトナが、なぜこのような格好を…
-----ヴァージニア家の柱時計
*年代物の、大きな柱時計である。
ていねいに磨かれた木材が、
重厚な輝きを放っている。
[ヴァージニア]
「懐かしいな。
お父さんに抱えてもらって、
よくこの時計のネジを巻いたわね…
[ジェット]
「…生活の汚れがついてるな。
骨董としての価値はなさそうだが…
この染みも【想い出】って奴なのか?
[クライヴ]
「この時計は、一家の暮らしを
ずっと見守ってきたモノなのでしょう。
こういう存在があるのは、素敵な事ですね。
[ギャロウズ]
「時計の中に隠れて狼をやり過ごすって、
昔話を覚えてるが…
それって、こういう時計だったのかな。
-----ヴァージニアの部屋の家具(ベッド・机・棚)
*ヴァージニアの使っていた家具だ。
明るい色の、
品質の良い素材で作られている。
[ヴァージニア]
「パズルの最後のピースみたいに、
自分がしっくりはまり込む感じ…
ちょっと、里心ついちゃうなぁ…
[ジェット]
「意外とこぎれいな部屋だな。
あまり触ると、
またうるさく言われそうだ。
[クライヴ]
「リーダーの部屋とはいえ、
女性の部屋ですからね…
じろじろ見るのも失礼でしょう。
[ギャロウズ]
「居心地良さそうに作ってあるなあ。
やっぱり自分の巣は、
キレイにしておきたいもんな。
-----墓を調べる
*うっすらと苔に覆われた墓碑がある。
この下に眠る人物が、
かつてこの村に在ったという証だ。
[ヴァージニア]
「土の下に眠っている人は…
この村でどんな生活をして、
どんな夢を見ていたのだろう…
[ジェット]
「誰かに悼まれながら、墓の中に埋められる…
俺のような根無し草には、
縁のない行為だな。
[クライヴ]
「時代によって流儀は違うでしょうが、
彼らもそれぞれ悩んだり、
恋をしたりしたんでしょうね…
[ギャロウズ]
「彼らが居たから、俺らが在る。
死者には礼儀を払うべきだよな。
-----ヴァージニアの母エカテリーナの墓を調べる
*ヴァージニアの母、
エカテリーナの名が刻まれた墓碑がある。
[ヴァージニア]
(母さんの好きだった花…
時々、それが手向けられているのは…)
※ヴァージニアしか反応しない
-----ウェルナーの墓を調べる
*ウェルナー・マックスウェルの墓だ。
ヴァージニアの贈った銘が、
その上に刻まれている。
[ヴァージニア]
(お父さんともう一度会えて、
想い出を作れた事、うれしかった…
だから、わたしは戦えるんだよ…)
[ジェット]
(礼の一つも言えなかったが…
俺は、おっさんのしてくれた事全部、
ありがたく思ってたんだぜ…)
[クライヴ]
「あなたの意志は、
ヴァージニアと僕たちが繋ぎます。
あなたの魂が、安らかでありますように…
[ギャロウズ]
「親父さん…
俺はあんたの生き方を、忘れないでいようって…
心に覚えていようと思うぜ…
-----ニール家の本棚
*『近くて遠い異世界』
…というタイトルが目を引きます。
読みますか?
「人間の頭脳は、
今なお未知の領域が大半を占めており、
近くにありながら、非常に遠い異世界といえよう。
「神秘の異世界――。【脳】。
だが、その仕組みは、単純な構造に置き換えて、
考察する事が可能である。
「脳内は、電気信号の海であり、
思考も記憶も、睡眠時に見る夢も、
全ては電気信号のもたらす反応の結果であるのだ。
「極論すると、情報の記録媒体と、
脳内の記憶領域の構造は、
その仕組みに、大きな差異は見られないとも言える。
「夢も、つまりは、
電気信号が脳内に結んだ映像であり、
モニタに映される画像の仕組みと、変わりはない。
「さらなる研究によって、
脳が外部からの信号を受信し、
脳そのものが情報媒体となる事もありうるだろう。
「脳――
この近くて、遠い異世界の開拓は、
始まったばかりである。
「未知の世界には、
【畏れ】と同等の、
【可能性】が広がっていると信じたいものだ。
|
-----ニール家の本棚、入り口に近い方
*『デューンキャニオン』
…というタイトルが目を引きます。
読みますか?
「巨人の石像が立つ岬から、
遠く北へ、北へ船の舵を取ると、
そこに、内海と外海を結ぶ海峡がある。
「そしてそこは、船舶の遭難を引き起こす、
砂海の魔獣…
バラル・クォ・ナーガの猟場でもあるのだ。
「バラル・クォ・ナーガは、
元々はティティーツイスターの南の暗礁地帯に
その身を潜めていたのだが…
「近年、交易船の往来が盛んであった、
内海と外海を結ぶ海峡の獲物を求めて辿り着き、
そのまま、居着いてしまったのである。
「貪欲に暴れまわる魔獣に、
数少ない砂海の交易路は断たれ、
多くの海の男の生命も断たれたという。
「人々の暮らしを断たぬ為にも、
早急な解決が望まれて久しいのだが…
|
-----ギュンター家の本棚
*『変わらぬ世界の只中にあって』
…というタイトルが目を引きます。
読みますか?
「今日も世界は変わる事無く、
砂埃に黄色くかすみ、
乾いた風が通りすぎていく。
「その光景は、昨日もそうであったし、
一週間前も、一ヶ月前も…
一年前も、変わる事無く繰り返されてきた。
「馴染んだ世界、だが――
この胸に漠然と広がる不安は何だ?
変わらぬ世界に感じる違和感は何だ?
「果たして、目の前に広がる世界は、
私の知っているファルガイアなのか?
「私には答えを見出せない。
誰も、ハッキリとした肯定も、
ハッキリとした否定もできはしないのだ。
「知る限り、世界は今日と同じ姿を見せている。
だが、私の知り得ないところで、
世界は大きく書き換えられたのではないだろうか?
「過去の大戦が、
世界を荒廃に導いた――
「――等と…
全てを、そんな都合の良い答えの枠に、
収めてしまうには早急な気がしてならないのだ。
|
-----マックスウェル家の本棚、一階
*『リュックマン商会の巡回路』
…というタイトルが目を引きます。
読みますか?
「毎度ありがとうございます。
リュックマン商会です。
「今期の巡回ルートが決まりましたので、
お知らせします。
「今期は、リトルロック、バスカーコロニー、
ブーツヒル、ハンフリースピーク、
クレイボーン、バラックライズ…
「ジョリーロジャー、ラクシスランド、
ティティーツイスター、
そして、ガンナーズヘヴンをコースとしました。
「なお、誠に勝手ながら、バスカーコロニー、
ブーツヒル、ハンフリースピーク、
ジョリーロジャー、ラクシスランド…
「および、ガンナーズヘヴンの六ヶ所には、
コースの巡回上、繰り返し立ち寄ると思われます。
ご利用の際は、ご注意ください。
|
-----マックスウェル家の本棚、二階1
*『童話・仲の悪い巨人』
…というタイトルが目を引きます。
読みますか?
「むかし、そびえ立つ世界樹の麓にて、
悪竜ニーズヘッグが暴れていた頃。
「仲の悪いふたりの巨人が、
それぞれ、悪竜退治に臨み、
異なる所から旅立ちました。
「ふたりの巨人が目指す先に悪竜はいます。
「しかし、ひとりの巨人は、
悪竜を退治して、
みんなから貰えるお礼を独り占めする為に…
「もうひとりの巨人は、
後で貰えるお礼を遠慮する為に、
相手と協力するつもりはありませんでした。
「一緒に出発しなかったのは、
そうした考えがあるからです。
「考えの異なるふたりの巨人は、
悪竜を、ひとりで退治しようとしたのですが、
何と悪竜の首は、双つあったのでした。
「協力を知らぬふたりの巨人は、
協力し合う双つの悪竜の首に、
それぞれ敗けたのでした。
「反省したふたりの巨人は、
悪竜のお腹の中に、
ふたり仲良く、飲み込まれていったそうです。
|
-----マックスウェル家の本棚、二階2
*『世界樹の支える未来』
…というタイトルが目を引きます。
読みますか?
「100年来に渡る、惑星環境再生計画…
「計画を促した数々の事業は、
有機的に、ひとつの幹のように絡まり合い、
巨大な樹を形成する…
「――【世界樹計画】。
守護獣に代わって世界を支える事を目的とする、
この星の未来をかけた一大計画…
「その中枢機関、ユグドラシルシステムとは、
極大出力のジェネレイターであり、
まさに、計画の心臓部といえるだろう。
「星命エネルギーの生産と、その供給…
レイラインに代わる、
極小機械群体の根によるネットワーク構想…
「七人の夢想家が、
永きに渡って見続けた夢が、
手の届く未来にて、結実しようとしている。
「我々人類は、【ヒアデス】に遺された巨大な力…
失われた智慧をもって、
まだ見ぬ、この星の未来への扉を開くのである。
「我ら人類の手に余る力でもたらされる未来…
そこに広がる光景を見定めるまでが、
我らの、いや、私の役目である。
「この星に生きる仔らの為に――
|